アウトドアチェア15脚座り比べ、結局ヘリノックスが最強だった理由

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アウトドアチェア15脚座り比べ、結局ヘリノックスが最強だった理由

キャンプを始めて3年、チェアにかけたお金は合計で5万円を超えている。気づけばチェアマニアになっていた。コールマン、DOD、クイックキャンプ、カーミットチェア、ヘリノックス……気に入ったものは買い続け、気に入らないものは売ってを繰り返した。今手元にあるチェアは5脚で、それ以外の10脚は売り払った。

この記事は、15脚を実際に使って感じた正直な評価だ。カタログスペックでなく、「実際にキャンプサイトで何時間も座った経験」からの話をする。

最初に買ったコールマン——悪くないが限界がある

最初に買ったのはコールマンのコンパクトフォールディングチェア。価格は2500円程度で、折りたたみ式でコンパクト。軽いし安いし、初心者がとりあえず買う定番品だ。

最初の2〜3回のキャンプはこれで過ごした。不満は「座り続けると腰が痛くなる」こと。座面が布一枚で背もたれの角度も変えられない。長時間座る焚き火タイムになると、1時間もすると立ち上がりたくなる。

軽量で持ち運びが楽なのは本当に良い点で、子ども用や予備として今も手元に置いている。ただ、メインチェアとして使い続けるのは腰に合わなかった。

DODのソトネコシリーズ——コスパは高いがクセあり

DODはデザインが独自路線でかわいく、価格も手頃なため何脚か試した。ソトネコシリーズのローチェアは地面に近い座高で焚き火との相性がいいが、立ち上がりが少し難しい。膝への負担が大きく、長時間使うと疲れた。

コールマンと比べると座面のクッションが厚くなった分、座り心地はよくなった。ただ収納サイズが大きく、積載に余裕がないと持っていきたくなくなる。キャンプに慣れてきてパッキングを工夫し始めた段階で「荷物の中に占める割合が大きい」と感じるようになった。

カーミットチェア——木製の重厚感と高い価格

キャンプSNSでよく見かけるカーミットチェア(Kermit Chair)に憧れて、中古で1万5000円で入手した。木製フレームで見た目は圧倒的にかっこいい。

座り心地は悪くないが、重さが約1.7kgと、この価格帯のチェアとしてはやや重い。そして何より、木部のメンテナンスが必要で、使い続けるとオイルを塗ったり乾燥対策をしたりする手間がかかる。そういうメンテナンスも楽しめる人向けだと思った。自分には少し面倒に感じてしまった。

コールマンのインフィニティチェア——快適性の別次元

コールマンの上位ラインであるインフィニティチェアは、リクライニング機能付きで価格は1万5000〜2万円程度。座り心地は同ブランドの安価なものとは比べ物にならない。フルリクライニングにすると昼寝が余裕でできる。

ただし、重量が5kgを超えていて、収納時のサイズも大きい。駐車場からサイトまで距離がある場所では運ぶのが辛かった。「車の横でそのまま使う」スタイルなら非常に快適だが、荷物を減らしたい人には向かない。

ヘリノックスのチェアワン——試した時点で「これだ」とわかった

ヘリノックスのチェアワンは、友人のを借りて初めて座った瞬間に「これで全部解決する」と直感した。価格は1万5000〜2万円程度。

重量は960gで、15脚の中で最も軽い部類に入る。収納時は直径15cm×長さ35cmのコンパクトサイズになる。これはリュックに入るサイズだ。それなのに、座り心地がここまでいいのは何なのか。

秘密はアルミニウム合金のフレーム設計にある。体の重みに合わせてシートが沈み込む構造で、硬い地面でも体圧を分散してくれる感覚がある。背もたれの角度もちょうどよく、2〜3時間座り続けても腰が痛くなりにくかった。これは他のチェアでは体験できなかった。

耐荷重は145kgで、一般的な使用には問題ない。ダックカモ柄など色バリエーションも豊富で、見た目のかっこよさも十分だ。

ヘリノックスで感じた唯一の弱点

チェアワンに欠点がないわけではない。座高が34cmと低めなので、立ち上がる際に少し力が必要だ。膝が悪い人や高齢の方には向かないかもしれない。

また、砂地でフレームの脚が沈みやすい。砂浜や柔らかい地面では足元に板を敷く「チェアフット」というオプションパーツがあり、これを付けると安定する。別途400〜600円程度の出費だが、砂浜キャンプや雪上キャンプをする人には必須だと思う。

それからコールマンやDODに比べると高い。安価なコピー品もネット上に出回っているが、フレームの強度や経年劣化の差が明確なので、正規品を購入することを強くすすめる。

座り比べで見えた「チェア選びの基準」

15脚を座り比べて気づいたのは、チェア選びの優先順位は人によって違うということだ。

徒歩やバイクでキャンプに行くなら、軽さと収納性が最優先でヘリノックス一択になる。車でサイトに乗り入れられるオートキャンプなら、重くても大きくても座り心地重視でいい。インフィニティチェアは快適性だけで言えばヘリノックスに劣らない。

デザインや素材感を楽しみたいなら木製のカーミットチェア系が候補になる。メンテナンスも含めて楽しめる人には間違いなくいい選択だ。

コスパ重視の初心者なら、最初の1〜2回はコールマンの安いもので十分試せる。ただし、本気でキャンプを続けるつもりなら、どこかでヘリノックスに切り替えることをすすめる。一度座ると、他に戻れなくなるからだ。

結論——ヘリノックスを最強と呼ぶ理由

最強の理由は単純で「軽い・コンパクト・座り心地がいい」のすべてが高次元でそろっているからだ。他のチェアは必ずどこかをトレードオフしている。ヘリノックスは3つをほぼ同時に実現している数少ない製品だ。

価格が高いのは確かだが、キャンプを続けていく上でチェアは「毎回必ず使う道具」だ。そこに投資する価値はある。焚き火を見ながら何時間でも座っていたい——そう思えるチェアを選ぶことが、キャンプを豊かにする一番の近道だと思っている。

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